昨年11月のカンボジア農村教育事情視察ツアーでは、当会が支援しているソリヤちゃんとほぼ2年ぶりとなる再会を果たすことができました。
昨年秋、高校2年生になったソリヤちゃん。しばらく見ないうちにすっかりチャーミングな女の子に成長していてびっくりしました。背丈もさらに伸びているようでした。
さらに驚いたのが彼女の振る舞い、物腰です。以前ですと恥ずかしいのか、あまり笑顔を見せることがなく、親しげな仕草を見せることもほとんどなかったのですが、今回は終始笑顔を絶やさず、写真撮影でも人懐っこい表情を見せてくれました。ようやくこちらに慣れてくれたのかな――そんな気分にさせてくれる素敵な笑顔でした。
とはいえ、新たな難題が発生。高校の教師になりたいという彼女の夢をかなえてあげるための支援が間もなく必要になってくるという事実です。
お世話になっている現地NGOの代表によると、高校の教師になるためには都市部の大学に通う必要があり、しかもそれだけでは足らず、それからさらに試験を経て専門課程を1年間学ばなければならないということです。都市部の学校に通うとなれば、アパート代や食費などもかかります。おそらく5年間で100万円は必要になりそうです。
まだ時間があるとはいえ、それだけのお金をどうやって集めればいいのか。そう簡単ではありません。おそらく、彼女を高校に通わせてあげるための資金をクラウドファンディングで集めたように、同様の手法に頼らざるをえなくなるのかもしれません。ふたたびみなさまからの援助が必要になりそうです。その際にはぜひともご支援のほど、よろしくお願いいたします。
ちなみに、彼女がスマホを持ち、フェイスブックのアカウントも持っているということでその場で友だちリクエストを出してつながったのも驚きの一つでした(だいたい中古のスマホで20~30ドル程度するもので、農村の学校といっても今では多くの生徒が持っているという説明でした)。ところが、帰国してから何度か彼女にメッセージを送ったのですが、今のところ返事なし。現地NGOの代表にその理由を現在、調査してもらっているところです。なんとかメッセージのやり取りができるようになりたいものです。
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