カンボジアの子どもたちを支援する鹿児島人の会では2016年、コンポンスプー州の高校に学生寮一棟を建設するほか、それに付随するトイレを設置する計画です。
そのための資金は昨年末当会に寄せられた匿名での寄付金がもとになっています。本年12月には同学生寮の完成を祝う式典が予定されており、本来であればその寄付者も現地にお連れして、ともに祝いたいところですが、あくまでも匿名ということで扱ってほしいとの寄付者からの依頼で、残念ながら、ご一緒できません。しかしながら、同式典には12月のツアーに参加するメンバーといっしょに出席して、寄付者の代わりに参加者全員で祝いたいと思います。
なお、併設するトイレについては、現地NGO(EDFカンボジア)の代表から「現在あるトイレは数百メートル離れたところにあり、夜になると、女生徒が怖がるのでぜひ、新しいトイレをつくってほしい」との依頼があり、設置することになったものです。確かに、カンボジアの農村の夜は暗く、女生徒たちが怖がるのも無理はありません。今回新しいトイレができれば、彼女たちの不安もだいぶ解消されることでしょう。
8月初旬には建設費用が現地NGOに送られましたので、この秋から建設が始まる予定です。12月に現地を訪れ、新しい学生寮、そして喜ぶ生徒たちと対面できることが楽しみです。ご寄付いただいた方に改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!
こちらはコンポンチュナン州のタク・ホート中学校に当会の支援で建設された学生寮(右)。今年秋には、コンポンスプー州の高校にも同様の学生寮が建設される予定です。