カンボジアの子どもたちを支援する鹿児島人の会では肝付町在住の益山ご夫妻のご厚意により、2016年11月からカンボジアの大学生5名に奨学金を提供していますが(レポートはこちら)、このたび同夫妻のご発案により、無事2年次に進級できた学生たちを今月下旬、鹿児島に招待することになりました。
今回来鹿するのは奨学生のうちの4名(残念ながら1名は学業途中に家庭の事情で退学)、そして彼らの世話をしている現地のNGO、カンボジア子ども基金(CCF)の担当者1名です。ほとんどの学生にとって今回が初めての海外旅行となります(1名は以前アメリカでの研修に参加経験あり)。
CCFの担当者からの報告では、日本旅行の前に日本に関するリサーチを全員で行い、中には「ほら、日本には四角いメロンもあるんだって!」といった「発見」をした学生もいて、大いに盛り上がったということです。(ただし、「確かにそういうメロンがあるとは聞いているけれども実際に見た人はまわりにはいません」と担当者への返信で答えておきました。あまり期待させてはいけないと思いましたので。)
当会では益山夫妻とこれまで何度も相談しながら、彼らにどんな経験をさせてあげることが最善か、考えてきました。わずか3泊4日の短い滞在ではありますが、滞在中は霧島、鹿児島、桜島、そして肝付町を中心とする大隅半島をめぐり、地域の歴史や自然に触れながらさまざまな食を味わってもらうほか、老人介護施設なども訪問してカンボジアとは「真逆」の日本の現実に触れてもらおうと考えています。若くて聡明でがんばり屋の彼らには滞在中、できるだけたくさんのものを吸収してもらい、今後の学びや自身の成長に役立ててもらいたいものです。
彼らは28日の午後の便で鹿児島空港に到着します。
2016年12月CCFの本部を訪れ学生たちと対面